“灰の怪物”オグリキャップ。そして、“白い稲妻”タマモクロス。

ウマ娘ふたりが激突する、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』第2クールの放送にあわせ、ついにオグリキャップとタマモクロスを“勝負服”姿でフィギュア化!!　長年“プライズフィギュアの限界”に阻まれ続けた勝負服の立体化に、「やるなら今しかない！」という覚悟で踏み切った。

2025年11月27日より登場する「アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE オグリキャップフィギュア」と「アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE タマモクロスフィギュア」は、“あらゆる角度からの進化を目指す”「BANPRESTO EVOLVE」ブランドから生まれた珠玉のフィギュア。

勝負服の立体化、ダイナミックなアクションポーズ、そしてエフェクトパーツによる演出と、3つの“進化”を反映した渾身の作品の裏側を企画担当者にインタビュー！

記事の最後にはプレゼントキャンペーン情報も掲載しているので、ぜひキャンペーンの応募もお忘れなく！

“プライズ景品としての限界”を打ち破り、“勝負服”姿を立体化！

──現在第2クールが放送中のアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』より、オグリキャップとタマモクロスの勝負服フィギュアが登場します。勝負服でのフィギュア化は、かねてから熱いリクエストがあったそうですね。

バンプレストブランドでは、2022年4月から『ウマ娘』シリーズのフィギュア商品化を長らく続けてきました。トレーナーのみなさまからは、“勝負服”でのフィギュア化に熱い期待を寄せていただいていたことはもちろん把握していたのですが……コスト面や生産工程の都合上、プライズでの勝負服のフィギュア化は非常に難しかったんです。

『ウマ娘』シリーズの企画担当としても、いつかどこかのタイミングで勝負服フィギュアに挑戦したい!!!という気持ちがあり、何度も企画書を書いてきたのですが、そのたびに“プライズ景品としての限界”の壁にぶち当たり、諦めてきました。

そのような中で、バンプレストブランドから“進化”をテーマにした「BANPRESTO EVOLVE」というフィギュアブランドが立ち上がりました。まさに、『ウマ娘 シンデレラグレイ』はウマ娘たちの“進化”の物語。ちょうど『ウマ娘 シンデレラグレイ』のアニメ化も決定したタイミングだったので、「やるなら今しかない！」と覚悟を決めて、主人公のオグリキャップと、彼女のライバルであるタマモクロスのふたりの勝負服フィギュア企画を立ち上げました。

──開発のきっかけになった「BANPRESTO EVOLVE」とはどのようなフィギュアブランドですか？

「BANPRESTO EVOLVE」は、スケール・色彩・造形、あらゆる角度から常に“進化”を目指すフィギュアブランドです。従来のプライズフィギュアのクオリティを超越した、次世代フィギュアを牽引する存在を目指しています。

今年2月に始動したばかりのフィギュアブランドですが、すでに複数作品のフィギュアが登場しています。いずれも熱心なファンやコレクターに向けたクオリティを意識し、ポージングや衣装の再現を徹底的に追求した、高精細フィギュアです。

「BANPRESTO EVOLVE」で魅せる、3つの“進化”

──「BANPRESTO EVOLVE」から登場するにあたり、今回のフィギュアではどのような“進化”を目指しましたか？

第一に、“勝負服の実現”です。ウマ娘のプライズフィギュアで、デフォルメ表現されていない勝負服フィギュアは今まで一度も作られておらず、私も過去何度も諦めてきた経緯があるので、一番の進化ポイントです。

ウマ娘たちの勝負服の意匠には様々な思いが込められており、非常に細やかな表現が多い＝必然的にパーツ数や塗装工程も多くなるため、「クレーンゲーム景品」として勝負服フィギュアを実現するためのハードルは非常に多かったです。

次に、“ポージングの進化”です。折角の勝負服でのフィギュア制作となるため「勝負服らしさ」が表現できる躍動感あるポージングにしたいなと思い、今回はフィギュアのもとになるイラストもバンプレストで描き起こし、これまでとは異なる動きの大きいアクションポーズでの立体化を目指しました。ここまでダイナミックなポージングの『ウマ娘』フィギュアはプライズでは初めてなので、新しい風を吹き込めたかなと思います。

※バンプレストによる描き起こしイラスト。このイメージをポージングラフとして、アニメのキャラクターデザインに合わせたフィギュアを制作していく。

最後に、“エフェクトパーツの追加”も大きな進化ポイントです。フィギュア本体もボリューム感のあるサイズで造形していますが、強敵との競り合いを演出するエフェクトが付くことで、サイズ感はもちろん全体の躍動感が増しました。

「プリティー」ではない、「シンデレラグレイ」だからこその表現

──まさにそのエフェクトの追加が『ウマ娘 シンデレラグレイ』らしさをより表現していますね。『ウマ娘 シンデレラグレイ』らしさで言うと、シリアスで武骨なストーリーや、よりリアルに寄ったキャラデザが本作の魅力ですが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』だからこそこだわった点はありますか？

過去に、『ウマ娘 プリティーダービー』のRサポートカードのイラストをもとにしたオグリキャップとタマモクロスのフィギュアを展開したのですが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』は「プリティー」ではない（※諸説あり）ため、過去に制作したフィギュアとは違った、全く新しいキャラクターのフィギュアを造るつもりで臨みました。

▼2022年9月登場済「ウマ娘 プリティーダービー オグリキャップ フィギュア」
2022年8月登場済「ウマ娘 プリティーダービー タマモクロス フィギュア」

細かい部分を挙げると、『ウマ娘 プリティーダービー』のフィギュアでは、オグリキャップとタマモクロスの肌色を同色で制作したのですが、今回のアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』フィギュアでは、タマモクロスの肌色に少し赤みを足して、より健康的で元気な印象に仕上げました。あと、オグリキャップの髪色もよりグレイに見えるように、過去のフィギュアよりもトーンを落としています。

さらに、瞳のデザインも『ウマ娘 プリティーダービー』とアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』では大きく異なるので、形状はもちろん、配色やグラデーションのかけ方も変えて明確に差別化できるようにしました。

体格差を埋める、迫力満点の疾走フォーム

──本来オグリキャップとタマモクロスは体格差がありますが、今回のフィギュアにおいてはどちらも全高約20～21cmの仕上がりとなりました。あえて全体のサイズを揃えたのでしょうか？

オグリキャップは167cm、タマモクロスは140cmと身長だけでも大きく差があるふたりなのですが、オグリキャップにとってタマモクロスは中央（トゥインクル・シリーズ）の“先輩”であり、“ライバル”であり、何よりも“超えるべき壁”として立ちはだかる存在のため、タマモクロスがオグリキャップよりもこぢんまりと見えるのはどうしても避けたかったんです。

フィギュアのもととなる描き起こしイラストの時点から何度も調整を重ね、オグリキャップの深く沈み込む疾走フォームを反映することで、ふたりが並んだときにどちらかが迫力負けしないようにバランスをとって設計しました。

──ふたりを並べることを想定したとき、どのようなビジョンを描いていましたか？

具体的なレースシーンを再現したフィギュアではないので、フィギュアとして見栄えがする造形にすることを最優先にしていましたが、商品画像を撮影する際はオグリキャップがタマモクロスの外側から差してくるシーンを想定し、内ラチ側にタマモクロスを配置しました。

──今回のテーマである“進化”のひとつにエフェクトを挙げていただきました。瞳からほとばしる光や、足元の演出のエフェクトに並々ならぬこだわりを感じます。

瞳のエフェクトは、企画担当として絶対にやりたかったポイントです。今回のフィギュアを企画・設計していた段階はアニメの放送前だったため、原作をもとにイメージを膨らませたのですが、作中はもちろん表紙イラストでも描かれた“目からほとばしるオーラ”の表現がとても印象的だったので、今回のフィギュアに反映しました。

──開発や監修の過程で最も苦労された点は？

なんせ今回のフィギュアはプライズフィギュアとしてはかなりサイズが大きく、ご監修時などの運搬で各所にお手数をお掛けしました……。工場で生産されるフィギュアはPVC（ポリ塩化ビニル）やABS（アクリロニトリル（A）・ブタジエン（B）・スチレン（S）の3成分からなる熱可塑性樹脂）などで制作するため破損の不安は解消されるのですが、原型や彩色原型はUVレジンなどで制作しているため衝撃に弱く非常に繊細で、すぐにパーツが破損してしまうため丁寧に丁寧に扱いました。（髪の毛やエフェクトの先端が特に…）

また、フィギュアのサイズが大きいため、パッケージのサイズもクレーンゲーム筐体に入る限界ギリギリの大ボリュームです。なので、クレーンゲームで獲得する際は頑張っていただきたいなと……！　もちろん、我々もクレーンゲーム筐体でのテストプレイは社内で何度も行いました！

あとは、ちょっとした思い出話ですが、このフィギュアを持って監修や撮影に行くときに限っていつも雨が降っていたんですよ。大きいフィギュアの箱を2つ抱えるので両手が塞がって傘も挿せず、何度もタクシーのお世話になりました……。

他にも、生産担当者には何度も何度も工場とやりとりをしてもらい、果ては上長が中国の工場に直接出向いて交渉したりとさまざまな苦労を思い出しますが、このあたりにしておきます。

──ものすごい労力と熱量をかけて開発されたのが伝わってきます……！　そんな苦労の甲斐あって完成した「オグリキャップフィギュア」と「タマモクロスフィギュア」ですが、トレーナーのみなさまにどのように楽しんでいただきたいですか？

どちらかひとりだけでなく、ぜひふたり並べて飾ってほしいです。11月27日（木）から全国のクレーンゲームコーナーとオンラインクレーンで順次展開予定なので、ぜひ第2クールの最終回までにGETしていただき、オグリ・タマのフィギュアと一緒に最終回を見守っていただけたら嬉しいです。

──『ウマ娘』シリーズの今後のプライズ展開についても教えてください。

今後も精力的に商品化予定です！　10月28日放送の「ぱかライブTV Vol.58」でも告知させていただいた通り、2026年の春から順次「BoC’z we\n」7名のフィギュア化が控えております。また、この特集記事をご覧くださったみなさまにだけお伝えできることがあるとすると、「Relax time」シリーズの新規フィギュア企画も……？　この先は今後の情報解禁をお楽しみに！

▼『ウマ娘 プリティーダービー』BoC'z we\nキービジュアル

▼2024年2月登場済「TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 -Relax time-キタサンブラック」
2024年12月登場済「TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 -Relax time-サトノダイヤモンド」

さらに、フィギュア以外にも、2026年2月からついに『ウマ娘 プリティーダービー』の「ちびぐるみ」が登場します！　現在vol.1とvol.2の情報を公開していますが、vol.3以降も続々と登場予定ですのでこちらも続報を楽しみにしていてください。

──最後に、本フィギュアを楽しみにしているトレーナーのみなさんへメッセージをお願いします！

冒頭にも述べた通り、“進化”をテーマにした「BANPRESTO EVOLVE」シリーズでの商品化なので、ぜひふたりのフィギュアをGETしてプライズフィギュアの“進化”を感じてほしいです！　これからもバンプレストは『ウマ娘 』シリーズの商品化を続けていくので、ぜひ応援してください!!

商品ラインナップ

■2025年11月27日（木）登場
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE オグリキャップフィギュア
商品詳細はこちら＞
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■2025年11月27日（木）登場
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE タマモクロスフィギュア
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■参加方法
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■プレゼント内容
・アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE オグリキャップフィギュア
・アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』 BANPRESTO EVOLVE タマモクロスフィギュア
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■期間
2025年11月28日（金）～12月11日（木）23:59まで

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